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幸せな時を取り戻す 映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』

©THE WEINSTEIN COMPANY / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ORIGIN PICTURES (WOMAN IN GOLD) LIMITED 2015
 

20世紀が終わろうとしている時、82歳の女性が1枚の絵をめぐって、オーストリア政府を訴えるという、現実に起こった出来事をもとに、映画化された作品です。

アメリカに住む、82歳の女性マリア・アルトマン。カリフォルニアで小さなショップを経営しながら、静かに暮らす彼女は、もともとオーストリアの裕福な家庭に生まれたユダヤ人。ナチスが政権を取った後、マリア一家の財産は、ナチスによって没収されてしまい、その中に、クリムトの名画「黄金のアデーレ」も含まれていたのです。絵のモデルであるアデーレは、マリアの実の伯母にあたる人物。マリアは、この家族の肖像を取り戻すことを決意し、友人の息子である、新米弁護士に協力を依頼します。

当時、「黄金のアデーレ」はオーストリア政府が所有し、国の美術館に展示されていました。世界で最も高額な絵画の1つ言われるこの絵は、オーストリアにとっては ”モナリザ” に匹敵する、貴重な国家財産。一人の一般女性が「返してください」と要求したところで、オーストリア政府がすんなりOKするはずもありません。ついに、マリアと新米弁護士ランディは、オーストリア政府を訴えることを決意します。

マリアを演じるのは、カンヌ国際映画祭主演女優賞、アカデミー賞主演女優賞はじめ、数々の映画賞を受賞し、大英帝国勲章も授与されたイギリスの名女優ヘレン・ミレン。ユーモアたっぷりで、ちょっと気位の高いマリアを好演しています。

絵に隠された背景や、マリアがたどってきた波乱の人生、家族の絆が、絵を取り戻す過程で明らかになっていき、謎解きミステリーのような部分もあり、名画をめぐるストーリーに引き込まれる作品です。
 

『黄金のアデーレ 名画の帰還』

11月27日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー

©THE WEINSTEIN COMPANY / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ORIGIN PICTURES (WOMAN IN GOLD) LIMITED 2015

 
(Oasis Japan)
 

 


 

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