新着記事

現代美術のスーパースター、横浜で爆発

《壁撞き》2006年、 狼のレプリカ(99体)・ガラス、 サイズ可変、ドイツ銀行によるコミッション・ワーク The Deutsche Bank Collection Photo by Jon Linkins, courtesy: Queensland Art Gallery | Gallery of Modern Art

《壁撞き》2006年、 狼のレプリカ(99体)・ガラス、 サイズ可変、ドイツ銀行によるコミッション・ワーク
The Deutsche Bank Collection
Photo by Jon Linkins, courtesy: Queensland Art Gallery | Gallery of Modern Art

ニューヨークを拠点に創作活動を行うアーティスト、蔡國強(ツァイ・グオチャン)。今、現代美術美術界で最も注目を浴びている、スーパースターの一人です。その蔡國強の、日本国内7年ぶりとなる、大規模な個展「蔡國強展:帰去来(ききょらい)」が、2015年7月11日から10月18日まで、横浜美術館で開催されます。

蔡國強は、1957年、中国福建省泉州市生まれ。上海戯劇学院で舞台美術を学んだ後、1986年末に来日し、筑波大学、河口龍夫研究室に在籍。日本での創作活動を開始します。約9年間の日本滞在中に、火薬の爆発による絵画を発展させ、一躍、世界から注目されるようになりました。1995年以降はニューヨークに拠点を移し、現在は、世界中で創作活動を続けています。2008年の北京オリンピックでは、開会式・閉会式の視覚特効芸術監督として花火を担当し、これも世界中の注目を集めました。

《藤蔓》2014年、火薬・陶・鉄、サイズ可変、作家蔵(参考図版) Photo by Wen-You Cai, courtesy Cai Studio

《藤蔓》2014年、火薬・陶・鉄、サイズ可変、作家蔵(参考図版)
Photo by Wen-You Cai, courtesy Cai Studio

 
蔡の作品は、中国の文化・歴史・思想から着想を得ながら、火薬の絵画、独創的な花火、ランドアート、インスタレーションなど、多義的な視点で製作され、現代社会へ一石を投じてきました。ダイナミックな視覚的表現と、彼の柔軟なコミュニケーション力は、美術界にとどまらず、多くの人々を魅了しています。

今回の展覧会のタイトル「帰去来(ききょらい)」は、中国の詩人、陶淵明(とうえんめい)( 365-427)の代表作「帰去来辞(ききょらいのじ)」から引用されたもの。今、世界中で華々しく活躍する蔡が、アーティストとして自由な創作を開始した日本という原点に戻る、という意味が込められています。

展覧会では、日本初公開となる近年の代表作「壁撞き(かべつき)」の他、大規模な火薬による平面作品、テラコッタによるインスタレーションが新たに制作され展示されます。

蔡の大規模な作品が一堂に会する貴重な機会となっていますので、お見逃しなく。

蔡國強 Cai Guo-Qiang  Photo by Wen-You Cai

蔡國強 Cai Guo-Qiang Photo by Wen-You Cai

 
蔡國強
1957年、中国福建省泉州市生まれ、ニューヨーク在住。
ニューヨークのグッゲンハイム美術館他、世界の名だたる美術館での個展や、大規模なプロジェクトに参加している。ヴェネチア・ビエンナーレの国際金獅子賞他、受賞歴も多数。

 

『蔡國強展:帰去来』

開催期間 : 2015年7月11日(土)~10月18日(日)
会場   : 横浜美術館
開館時間 : 10時~18時(入館は17時30分まで)
      (9/16(水)、9/18(金)は20時(入館は)19時30分まで)
休館日  : 木曜日

公式ホームページ:
http://yokohama.art.museum/special/2015/caiguoqiang/index.html
 

(Oasis japan)

 

コメントを投稿するにはログインしてください。